外反母趾はなぜ起こる?

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

今回は「なぜ外反母趾が起きるのか?」というお話。

と、その前にまずは外反母趾とはどんな状態か?

外反母趾とは親指の骨が人差し指の方に曲がってしまっている状態です。この写真の状態はまだ軽度~中等度の外反母趾ですが、人によってはこの状態でも痛みを有する場合があります。さらに重度になると強い痛みや歩行障害、場合によっては手術をしないといけないケースもあります。

歩くときにつま先が外に向いて蹴り出すような歩き方の方がなりやすい状態です。

一般的に外反母趾に効くと言われているサポーターやテーピングは人差し指の方に寄った親指を引き離し、なるべく真っ直ぐにして負担を減らしましょうというものが多いですよね。

しかし、外反母趾の発生のメカニズムを考えると、これらのサポーターはより外反母趾の進行を助長してしまう可能性もあります

外反母趾になりやすい方は開張足と言って、足の指の付け根のアーチ(前足部アーチ)が低下した状態にあります。

このように足の前側のアーチが下がると親指には捻れるストレスが加わり、この捻れによって外反母趾が進行していきます。

【足の内側から見たとき】

前側のアーチが下がると図のように中足骨という指の付け根側の骨は上方向に(黄色線)、指の骨は下方向に(青線)捻れる力が加わります。

【上側から見てみると】

中足骨(指の付け根側の骨)と指の骨が捻れながら根元は足の中心から外に、指先は足の中心寄りにズレが生じていきます。

外反母趾を修正していく際にこの捻れを改善していかないといけません。そのため、サポーターのようにただ指を引き離すように引っ張るだけでは不十分となります。

サポーターはあまり効果が無いですが、テーピングに関して言えば、このメカニズムを理解した上でテーピングを巻いていれば負担は少なくなります。捻れの程度にもよるので、ご自分で引っ張る力を調整するのはかなり難しいと思います。お近くでテーピングをしてもらえる治療院があれば、そちらでやっていただくことをオススメします。

さて、ここからがもっと重要です!!

実は、外反母趾というのはこの指側の問題だけで生じているものではありません。

外反母趾になりやすい方は、足の中央部分で骨のズレが生じているケースがほとんどです。特に足の内側の土踏まずの部分(内側縦アーチ)と指の骨の位置関係がズレて、外反母趾を進行させていきます。

図のように土踏まず部分が下がり、中足骨という指の付け根の骨が上内方へ(構造的に骨の根元が内側に入りやすくなります)ズレが生じることで前述したような開張足や指の捻れを生じやすくします。

※この土踏まずの骨が下がり、扁平足の状態になってしまうのは踵の骨であったり、足首の骨のバランスであったり、歩き方であったり。全てをここで説明するとごちゃごちゃしてしまうので今は割愛させていただきます。

このように足の中央部分でのズレが生じることで外反母趾がより進行しやすい状態になってしまうため、冒頭で説明したようにサポーターなどで、ただ親指を引き離す方向に動かすだけでは中足骨の根元はより内側へ移動する力が加わり、結果的に外反母趾の進行を進めてしまう恐れがあるのです。

ちょっとイメージが難しい話になってしまい申し訳ありません。

では、実際にどのように治していくのか?

先ほど説明したように指の骨の捻れを考慮してテーピングを行うのがまず1つ。土踏まず部分や踵・足首などに問題があれば、そちらもテーピングで調整する方が効果的になります。

当院のテーピングは肌に優しいタイプのテープでなおかつ低伸縮のものを使用しているため、骨をしっかりと矯正した状態で1週間ちょっと固定を継続できるため、お試しでテーピングをやっていただくのも良いかと思います。

また、インソールなどで歩きの中での負担を減らしてあげるのも効果的です。

当院で扱っているオーダーメイドインソールは足の形状や歩き方に合わせて適切な位置へパッドを貼り、歩き方の改善を図ります。外反母趾の方も同様に踵や土踏まず、指の骨などの位置を調整し、歩き方の変化を確認した上で最適なインソールを作成致します。

軽度や中等度の外反母趾であれば、インソールだけでも症状の改善や進行を抑制することは可能で、合わせて足の筋肉の働きを良くするような体操や生活での注意点を意識していただければ、外反母趾自体になりにくくすること可能です。

しかし、重度の外反母趾変形がある場合はオーダーメイドでインソールを作った上で、テーピングなども併用しながら調整を行わないといけない場合もございます。また、外反母趾部分の関節の可動性があれば良いのですが、変形が重度で関節の可動性が著しく低下している場合は、手術などの適応になりますので、思うような効果が出ない場合もございます。

どのような状態であっても最善を尽くしますので、一度ご相談いただければと思います。

このように一般的に効果があると言われているサポーターなどもかえって負担を増してしまったり、進行を進めてしまったりするものもあるため、選ぶ際にはご注意いただければと思います。

また、重度の変形が生じるまで放っておくのはオススメしません。歩くたびに指の付け根が当たって痛いという方を何人も診てきましたが、歩くと痛くなるため外出頻度も少なくなり、どんどん筋力や体力が落ちてしまうという負の循環に陥ってしまう方も中にはいらっしゃいました。

あまり不安にさせるような言い方は好みませんが、軽度や中等度の変形であれば問題なく改善していくことは可能ですので、早めにご相談いただければと思います。

当院はスポーツ整体院ではありますが、歩き方などの動きで生じる痛みに対してアプローチを行うという点に関しては外反母趾なども同様に施術が可能になります。膝や腰の痛みなども歩き方や姿勢などの問題を取ることで改善が可能になります。

また、当院のホームページではこのように痛みのメカニズムや身体についてのこと、病院ではなかなか聞けないことなども順次アップしていこうと思います。

・・・施術優先なので、可能な範囲で。。頑張ります。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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